2004.6.20 J.LEAGUE DIVISION 2 第19節
モンテディオ山形 1-1 ベガルタ仙台
前半0-1 後半1-0
入場者数:17.323人
得点者:16'大柴(仙台)、83'小林(山形)

 前節で高橋健二が負傷したため、中盤の左サイドで秋葉勝が先発。秋葉はミドルシュートを打つなど積極的に攻撃参加するが、その空いたスペースを仙台の財前に使われ、何本かいいクロスを上げられるようになる。  
 そして前半16分、財前が突破から深く攻め込み、クロスを上げる。飛び出したGK桜井の手の上を越えたボールを、中央ややファーサイドにいた大柴がヘッドで豪快にねじ込み、仙台が先制した。
 モンテディオは右サイドの星にボールを集めて崩そうとしたが、前半はその星が徹底したマークに合う。ゴール前にクロスが上がるシーンはほとんど見られなかった。仙台は3バックのうち、大島は根引の、根本は森川のマンマークに合いながらも積極的に動きゴール前でチャンスを待ったが、結局前半は2人ともシュートを打てずに終わった。
 後半18分、右サイドバックに太田を投入してから攻撃に加速がつき、後半27分には途中出場の仙台・千葉直樹が立て続けの警告で退場、直後に林の投入と、モンテディオの得点の機運が一気に高まった。
 そして後半38分、右60度、距離20m(推定)の位置からのフリーキックを得る。キッカー・星がニアサイドへ蹴ったボールを小林が頭でねじ込み、同点に追いついた。
 その後は打ち合いとなり、互いに惜しいシュートを外すシーンがあったが、結局1−1で引き分けた。
 この試合で小林が警告を受け、次節の湘南戦は出場停止となる。


■小林 久晃 選手
 (FKからの同点弾は)その前のコーナーキックからすごくいいボールが上がってきてたので、今日は決めれる予感がしてたんですけど、本当に決めてよかったです。ファーサイドに仙台の背の高い人がいたので、僕がニアに引っ張っていこうと思ったらそこにいい具合いにきたので、よかったです。
 失点はうまく24番(大柴)にポジション取りされて決められちゃったんですけど、内容的には前半からよかったので、しっかり自分たちのやることをやっておけば必ず逆転できると思ったんですけど、何度かチャンスはあったんですけども引き分けってことで。勝ちたかったですね。
 仙台は最初どんどん前からプレッシャーを掛けてきたんですけど、だんだんバテてきて、プレッシャーも掛からなくなってきたので、それほど…。最初だけですね、プレッシャーがきつかったのは。
 一番きついのは、声が通らなかったってことですね。最初の失点も、声でしっかり言っていれば防げたのかなと思うんですけど、それはあいても一緒なので言い訳にしかならないですけど。ただ、サポーターも近いので、やり甲斐がありますね。
 (今日は意識してオーバーラップを多くした?)そうですね。ここ最近低い位 置に構えてるだけだったので、もうちょっと積極的に上がって、相手の選手をもっと低い位 置に。自分が上がっていけば相手も下がらざるを得ないので、それを考えてやりました。
 僕は出れないですけども、次ホームで湘南戦があるので、必ずみんな頑張って勝ってくれると思うので、また応援よろしくお願いします。


■星 大輔 選手
 最近、前半に先制されちゃうことが多いので、最低でも前半0−0で行きたかったんですけど、先制されて追い上げる形が最近多くて、バランスを崩して攻めに行かなきゃいけないことも多いんですけど。でも今日は追いつかなきゃいけない時間帯で相手が退場してくれて、そこからいいペースで、こっちのペースで戦えたかなと思います。(後半途中に)太田さんが入ってきて、自分はもっと中でプレーして太田さんを上がらせろという指示があったので、太田さんが入ってきてからは中で自由にプレーができたかなと思います。
 (前半、クロスを上げさせてもらえなかったが?)そうですね。(仙台の)右サイドのウィングバックの選手(財前)はよく上がって来るんですけど、左サイドの選手(村上)は全然上がって来ないで、僕に注意してたかなと思います。そこでうまくもっと中に入ったり、外から(シュートを)打ったり、うまいタイミングで動ければ崩せたのかなと思います。
 同点のフリーキックは、コーナーキックもそうなんですけど、ニアにテル君(小林)がいつも入って来るのがわかってるので、ニアに。テル君に、っていうわけじゃなかったですけど、あそこのニアのところを狙って打ちました。
 (「星選手自身もそろそろ…」に)点がね。今日も取りたかったんですけど、いつも言うんですけど、次取れるように頑張ります。


■大島 秀夫 選手
 前半、硬かったっていうわけじゃないですけど、出だしがあまりよくなかったです。相手の勢いに押されてた感じがあります。ここのところ先制点を取られることがちょっと多いので、立ち上がりの集中とか、とりあえず前半は勝つか0点で抑えて折り返さなくちゃいけないかなという気がします。
 (後半、惜しいシュートが何本かあったが?)あれが入っていれば…という感じなので、次に決めれるように頑張るだけです。
 もちろん勝ちたかったし、10人になった時点で勝てたと思うし、自分でゴールが決められなかったっていうのが、すごく残念です。


■桜井 繁 選手

 前半の最初に失点してしまって、悔しいですね。失点したくなかったので。(財前選手のクロスを)僕も狙っていて、触れると思って出たんですけど、触れなかったのが一番の原因ですね。でもフリーだったので、僕でなくてもきっとシュートは打たれてたと思うし、積極的に行っての失点だったので、そんなには悩んだりしないですけど、練習してもう1回…。  あとは、次は流れをもっと考えてプレーしたいなと思います。最初は僕も試合に入り過ぎて。集中して周りが見えなくなって、ボールを取った後にボンボン蹴り過ぎてたので。ゲームが落ち着かない時間帯が最初にあったので、その時に1回ゆっくりやったりして、そういうことができれば、もうちょっと落ち着いた試合ができたんじゃないかなと思います。



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