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■河本 弘 マッチコミッショナー 談話 −−試合が始まる前に中止・順延になった例は? たぶん、ほかにも事例はあったかと思います。以前、(荒天のため)浦和レッズが駒場で前半だけやって中止にしたというのはありましたね。今手元にデータがないので確認できませんけど、荒天時対応のマニュアルもありますので、明らかに前日にダメだということが予想されたり、これは天災とか荒天とか、こういう場合にはどういう体制で確認をしてというのもありますので、事前に中止になったという事例はあると思います。基本的な判断はこちらでやりますけど、あくまでもホームチーム、マッチコミッショナー、レフェリー、そしてアウェイチームの実行委員という関係者で協議するということで、それにJリーグの判断ということで連絡は取り合います。それに従ってやったということです。両チームから実行委員さんと運営担当の方、マッチコミッショナー、主審の6名です。 −−今後の代替日程は? これはホームチーム、山形のほうからJリーグ運営部にまずこの報告をします。私のほうから実況報告を上げるんですが、あとは当該チームの実行委員を介して話をして、今後天皇杯なども入ってスケジュールがタイトになってきますので、やはりまずスタジアムが確保できないといけませんし、その辺はチーム同士、Jリーグを中心に当該チーム同士が連携して日程を調整するということになっています。今の段階で日程がどうなるかということは申し上げられないです。後日、チームとJリーグのほうからプレスリリースを致します。 −−順延を決めた一番の要因は? 安全の確保です。現在、大雨洪水警報と雷の警報、これが解除されていないません。先ほど7時30分キックオフに時間を延期するという判断をした時に、「警報が解除されている」ということが前提でした。7時20分の段階で、判断の材料として同じようにそれが解除されていないということで、これはサポーターも選手も全部、人命が大事ですから、安全の確保ができないということ。それから2点目としては、ご覧の通 りのピッチ状況で、サッカーのゲームをするに耐えうるピッチコンディションではないという状況ですね。第一はとにかく安全ということでございます。洪水と落雷の警報が解除されていないということです。これが注意報であったり、あるいは明るい見通 しであればよかったんですけど、ホームチームの運営担当さんが気象台を通 じて随時情報を得ることになっていて、その予報状況が改善されないということがありました。 −−さらに30分延ばすという判断は? それはありました。ありましたけど、午後8時までがキックオフのマックス、限界かな、と。と言いますのは、サポーターの安全の確保といったこともあります。しかし8時までにキックオフを持っていくためには、先ほど言いましたようなことがクリアされるまでは、試合開始の30分前ぐらいまでには改善されているということが前提でありますので、それが7時20分の段階で改善されていなかったというようなことです。それでこれ以上、時間を遅らせるわけにはいかないということを判断材料として、両実行委員さん、チーム、主審の方には私から提案をさせていただきました。その後Jリーグと連絡をして決定いたしました。その後、正式な順延の場内アナウンスが7時30分だったでしょうか。場内アナウンスがあった時間を正式な決定時間ととっていただいて結構です。
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