2004.4.3 J.LEAGUE DIVISION 2 第4節
モンテディオ山形 vs 京都パープルサンガ

京都パープルサンガ・西村昭宏監督

「結果は3-1でしたが、皆さんがご覧になっての通り、どちらに転んでもおかしくない形だったと思います。たまたま、うちの方が運があったなという事が言えると思います。自分たちのゲームが出来なかった。それと、戦う姿勢においても。
  勝ち点3を取った事を本当にひとつの収穫として、またチームを立て直していきたいと思います」

――今日は松井選手が先発で入りましたが、チームが変わったなと思った部分はありましたか?
「彼は非常に、ゲームのテンポを変えますので、そういう意味では彼からのラストパスだとかドリブルのところ、そこが持ち味で、チームにとってはオリンピックのない時に戻ってくるのはプラスになると思いますし、オプションも増えますし。今日はそういう意味でそれを最初に出したかったのでワンボランチでやって、熱田と松井の2人を前半でどれだけできるかなと思ってやりました。そういうオプションも増えますし、やっぱり帰ってくればプラスになると思います」






モンテディオ山形・鈴木淳監督

「前半から勝ち点3を取るためにアグレッシブに攻撃しようという事で、守備のところでもプレッシャーをかけて早く奪って攻めたいという意図があったんですけれども、残念ながら向こうの2トップに入ったボール、その後のこぼれ球というのにうまく対処できなくて。特に我々の左サイド、向こうの右サイドをうまく使われて、そこから攻撃の形を作られてしまったという事が敗因じゃないかなと思います。
  やろうとしている事は意図して出来たんですけれども、攻撃のところで、取られ方が非常に悪くてカウンターを受ける形が多くなってしまって、その辺がちょっと残念であったところです。もちろん京都さんは非常に力のあるチームで、2トップが強烈なチームですので、そこの対処が上手く出来ればよかったんですけれども、残念ながら3-1という結果 で3失点を喫しました。非常に相手の京都さんは、2トップを中心に力強い攻めが目立ったので、それに対抗出来なかったというところです」

――交代枠を全て使いましたが、各交代の意図は?
「選手の交代の意図と言うよりも、攻撃的にいかなければいけなかったので、前に枚数をかけたいという事で、それぞれ役割を前で仕事をするようにという事で入れました」

――途中から3バックにして、前に枚数をかけたとの事ですが、秋葉選手を入れた後のチームとしての動きはどうでしたか?
「悪くなかったと思います。秋葉のところにボールが入って、そこから左右に行きたいところだったんですけれども。右サイドはうまく機能していたんですが、左サイドがちょっと機能しなかったかなという感じはします。秋葉が入ってからリズムがだんだん取れてくるようになったんじゃないかなと思います」

――左サイドを使われたというお話があったのですが、今後どのように修正をしていきますか。
「取られた後にやっぱりあそこを使われる事が非常に多いわけですが、それは枚数が揃っていて、そんなに慌てるような状態ではないんですけれども、そこで慌ててしまうという事が非常に多いので、その辺はメンタル的なところも含めてしっかり1対1で対応していくというのが課題じゃないかなと思います。ただ、そこを使われるというよりも、今日の場合は京都の右サイドの森選手の上がりが非常に早かったので、それでそこの切り替えの部分で遅れてしまったかなという感じはします」

――GKの阿江選手の評価は?
「阿江については、クロスに対しては非常に冷静に対応していたんじゃないかなと思います。ただ、シュートストップで、止めれる場面 と、あとちょっと中途半端になってしまった場面があるかなとは思いますね」

――レオナルド選手が来日初めての出場でしたが、レオナルド選手の出来と、4バックの中での交代も考えていますか?
「レオナルドについては、非常に能力のある選手で、十分やっていけるとは思うのですが、まだまだ日本のスピードだとか、やり方に慣れていない部分があるので。個人的に見れば全然問題のない選手で、能力はある選手ですけれども、チームの中でどういうふうに活かすか、あるいは日本のサッカーにどういうふうに適応していくかという部分でまだちょと不足しているかなとは思います。
  後は他の選手との関係になってくるので、使うか使わないかというのはまた明日、明後日のトレーニング以降でやっていくというふうに思っています」

――相手の2トップへの対応ができなかったとありましたが、試合前に具体的な指示は?
「2トップが強いというのは誰でも分かる事で、そこにボールをつけてくるのは分かっているんですけども、そのこぼれ球をどういうふうにして拾うかというのはやっぱり課題というか、非常に重要になってくるのかなと思ったので、それはもうサイドバックを絞る事と、やっぱりボランチがそのこぼれを拾うという事でやったんですけれども、そこが切り替わった瞬間に長いボールが入ってきて使われたという事が多かったので、それに対応しきれなかったというところだと思います」

――デーニ選手はチームにフィットしてきましたか?
「フィジカル的なものとか、チームのやり方への適応という部分ではある程度出来てきていると思うんですけれども、やっぱり決定的なところで決めれないという、その辺が彼自身の課題になってくるのかなと。チームに対してフィットしたかどうかという部分ではそんなに問題はなくなってきているんじゃないかなと思います」

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