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2004.5.15 J.LEAGUE DIVISION 2 第12節
モンテディオ山形 vs サガン鳥栖
サガン鳥栖・松本育夫監督
「第2クールのスタートにあたりまして、第1クールで全く五分の4勝3分4敗で、0からのスタートで第2クールを勝ち星の多いステージにしようという事で、ゲームプランニングは前半をご覧になって頂いたように、前半はほぼうちの思ったような結果 でした。 それから得点も、山形さんは非常に守備のいいチームですから、あの点の取り方が実はうちのゲームプランニングでした。 ただ、去年の体質が残っているのは取られた1点ですね。ゴールに戻っておきながら、あの距離でまだシュートが来ないだろうという…パーフェクトな守備というものができていないと。そこに、苦戦の一番大きな要因があったと思います。たまたま相手が10人になりましたから、最後に交代した選手の下司と矢部が得点に絡んでくれたと。ベンチの方の考え方もある程度、選手の方が表現してくれたと思います。今日からの勝ち星スタート、選手たちが本当によくやってくれたと思います。選手たちに感謝しております」 ――チームの歴史上、なかなか山形のホームで勝利を収める事ができなかったという事、去年までのアウェイでなかなか勝てなかったという事で、今日のアウェイでの勝ち点3の意味合いというものは、どのようにお考えでしょうか? 「特に、この天童のグランドは今までうちのチームとして勝ち星がなかったので、私自身も鳥栖を出る時に、クラブの方から、あそこのスタジアムではまだ勝ったことがないという事を言われてきました。ただ、私自身がそういう歴史を知りませんから、白紙の状態でいけますので、過去の成績というものは全く私には関係のないゲームができたと思います。選手もその件について、これまでいた選手も気にしている様子はなかったので、この件についてはゲームに影響はなかったと言い切る事ができると思います」 ――山形対策という事で、さしつかえない部分でゲームプランをもう少し具体的に教えていただけますでしょうか? 「大島には朝比奈、それからデーニには山口と、これはマンマークでどこに行ってもつけと。それから、トップ下は予想したら永井君だと思ったのですが、今日は別 な選手が出てきましたから、それに本橋ですね。それから両サイドの選手に対して、右の小石が相手の高橋、それから右の星に対して左のサイドの中村祥朗、これはもうマンツーマンで行けと。あとは、大塚ですね。山形のボランチは非常にサイドチェンジをしますので、あそこを村主に絶対サイドチェンジさせるなという指示を出しました。 それで、相手の4バックに対して、うちは3バックですから、一人少ない守備というものをどういうふうにするかという事で、プランニングというものはやりました。攻撃は、山形さんが4人のフルバックとその前に中盤の4人の選手が横一列になる。この8人の間隔というのが非常に狭いですから、それで今まで非常に失点の少ないいい守備をしていたわけですね。そうすると、何が必要かと言いましたら、空間の使い方とスペースの使い方ですね。つまり空間というのは、中盤の選手と最終ラインのところにできる空間。それからスペースというのは両サイドバックの後ろという事です。1点目はまんまとその作戦が当たりまして点を取った訳ですけども。 いずれにしても最後に、今度は相手が3バックになりまして、うちは2トップに切り替えて下司のすりぬ けの早さ、これがまんまと最後のところで発揮されたと。それで矢部が後から代えた選手ですから、元気があってゴール前に突っ込んでくれたという事で、選手たちにはこの山形のチームに対する準備と、それからこのチーム状況、あるいはどう戦ったらいいかという事を、3日間ですけれどもやってきたつもりです」 ――そういう意味では今日の成果、結果を見て評価できると? 「そうですね。それよりも選手たちが勝ち点3を取ったいう事で、非常にこれからの自信につながると思いますね。それからアウェイで、相手は今2位 のチームですからね。そのチームを破ったという事で、かなりこの後のトレーニング、あるいはゲームに対する自信というものがつくだろうと思います。 ただ、非常に凡ミスが多いです。こういっては何なんですけれども、J2の12チームの中で一番ミスパスが多いのがうちのチームで、60%のパスの成功率しかないという結果 が出ていましたね。ほとんどのチームが70%の成功率ですから、ここにやっぱり苦戦のする要因というのがありましたね、今日も。相手に渡したところが。それとパスの質ですね。受ける側と出す側の、どこにどういうボールを出したらいいかという事の考え方というのが、レベルが低いですね。私にとったらハッキリ言って、パスで満足する選手はおりません」 |
モンテディオ山形・鈴木淳監督
「まず、今日はぜひ勝ちたいところだったんですけれども、負けという結果 で非常に残念に思っております。 ゲームの内容も前半ちょっとよくなくて。得点は取れたんですけれども、向こうのプレッシャーに押される形が非常に多くて、後手を踏んだゲーム内容だったかなと思います。 後半については、立ち上がりからもうちょっとプレッシャーをかけてアグレッシブにいこうという事、それから戦う気持ちを持っていこうという事で送り出しました。その結果 、いいリズムでゲームができ出したところに、大塚が退場になってしまって数的不利な状況で残りを戦わなければならないという状況で。それに対して選手がよく戦ってくれて、最後に1点は取られましたけども、戦う意識は持ってくれたんじゃないかなと思います。1点取られた後も必死にゴールを奪うんだという姿勢が見られた事については非常に評価したいというふうに思います。 ただ、全体を通して今日のゲームは、2-1という結果で敗れてしまいましたけれども、出来はあまりよくなくて、内容が非常によくないゲームだったかなと思っております。以上です」 ――今日は永井選手と古川選手がスタメンから外れましたが、その理由は? 「理由はコンディションの問題とか戦術的な問題とかで外しました」 ――特に古川選手を外した狙いは? 「前節4枚でやって、勝っていますので。前節いい流れでやっていましたので、古川を使わなくても十分にいけるんじゃないかなという事で」 ――途中から大塚選手が退場になった後に3バックになりましたが、いずれにしてもそういう形にしようという考えはあったのでしょうか? 「いや、ないです」 ――退場したからでしょうか? 「はい」 ――前半プレッシャーに押されていたという話があったのですが、押された時の対処の仕方というのは見ていていてどのように感じましたか? 「非常に相手がマンマークに近い形でどんどん人に来ていましたので、それで、ボールがどうしても足もとだったので、そこで捕まるケースがありました。もっと裏に人が当てて、それでそこにボールを運ぼうという事で、後半修正しました。それが後半の立ち上がりは非常にいい形でできたと思います」 ――大塚選手が退場された後に、根本選手と林選手を投入されましたが、その理由は何でしょうか? 「林については見てお分かりのように十分機能していたと思います。スペースに出て、自分で突破して、本当にわずかなところで得点になるというようなところでした。 残り5分に近いところで根本を入れたのは、正直言って勝ちにいこうという事で最初のプランを実行しました。勝つためにはどうするかといった場合にはおそらくリスタート、セットプレーの空中戦しかないだろうという事で、あえてリスクはあるんですけども入れたという事です」 ――次節まで間隔が短く相手が強敵で、大塚選手もいないと思うのですが、どういったところを一番修正していこうと思いますか? 「人がいない事については、これはよく起こる事で、他に出る選手がしっかりいますのでそれは心配していないです。 戦術的な部分で修正を特にやろうという事は考えていないです。ただ、今日の前半のように足もとだけのプレーになってしまうと相手に潰されるケースが多いので、やっぱり裏のスペース、それから人が動いていくということをやっていきたいと思っています」 |
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