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2004.9.5 J.LEAGUE DIVISION 2 第32節
モンテディオ山形 vs 水戸ホーリーホック
水戸ホーリーホック・前田秀樹監督
「前半、お互いにいい、こちらも守備じゃなくて攻撃的なサッカーをしたんじゃないかなと思います。 今日は山形さんが、勝てば上位に行くチャンスがあるということで、そういうモチベーションの違いが出たんじゃないかと思います。強いて言えば、うちのあまり得意じゃない攻撃型になってしまった。それをまんまとカウンターに掛かってしまったというのは、うちの弱さということがあったと思います。 試合前から、リスクマネージメントということで、攻めてる時の山形の速攻の速さっていうのは12チーム中のナンバーワンじゃないかというくらいの、ワイドのところに入った時の速さっていうのは一番だろうと。そこをなんとか注意しようとミーティングでは言ったんですけれども、まんまとその通 りにやられてしまった。そういう意味で、山形さんにとては勢いがあるかなというのが、全体的に見た今日のゲーム展開ではなかったかなと思います。 内容としては、山形さんの勢いが表れた試合ではなかったかなと思います」 ――攻撃型になってしまったというのは、引き出されたということ…。 「ではないですね。今日はうちのチームがかなり積極的に前から取りに行って。うちのチームというのは、どちらかと言うとリトリートして、下がった状態でカウンターを狙うチームだと、みなさんそう思われてますけれども、今日の展開を見たらまったくそうではない。前からしっかり取りに行って、取ったら速く行って裏を突いて、押し上げてっていうサッカーですね。だから、1点目取られたのも、うちの(左SBの)小椋がシュートを打ったんですね。あれがキーパーの真正面 に入ってそのままの流れですから。2点目もそうですね。うちのフォワードに当ててそこをサポートしたところで松浦が取られて、そこからですから。山形さんは前半はあまりよくなかったと思うんですよね。うちのアグレッシブな守備で中盤でかなり取られた、セカンドボールを取られた部分がかなりあったと思いますね。逆にそういうところでうちの攻める展開が多くなった、と。ただ、うちの弱さっていうのは、そういうせっかくのチャンスをものにできないのが、うちの今のチーム事情なんですね。ここはもっと点が入っていれば、ある程度うちが取れた試合だったと思いますけど。だから、敢えて山形がリトリートしてうちのカウンターを狙ったわけでもないですね。そういう感じは僕は受け取らなかったですね。うちがむしろ二重三重の攻撃でガンガン行ったもんですから、そういうところの怖さ、サッカーの怖さですね、そういうものを今日は感じました」 |
モンテディオ山形・鈴木淳監督
「個々で勝てば上位に進出、3位に上がれる非常に重要なゲームだと思って戦いました。全体としては、3−0という結果 には非常に満足しています。 前半については、両チームとも非常に守備を重視した形で、なかなか決め手のないゲームで、選手にもちょっと重苦しい雰囲気がありまして、その中でイージーミスが多く、我々のサッカーがほとんどできずに終わってしまったという感じがします。 ハーフタイムに、守備のところの修正と、ボールを動かして人も走らないとダメだということ、それとやっぱり一番大切なのは全然楽しそうにやってなかったので、「サッカーをもっと楽しくやってくれ」ということで話をしました。その結果 、後半に入って少し動きが出てきて、カウンター・アタックを林を起点に仕掛けることができて、思うようなゲームができたんじゃないかなと思います。 ここのところ守備が非常に安定してきて、3ラインがうまくできて、失点が少なくなったのが、うまくチームが機能している要因じゃないかなと思います」 ――前半と後半でフォワードの選手を入れ替えましたが、その意図は? 「まず、根本に期待しているのは、あそこでポストプレーをやって、あとは高さというかヘディングも強いので、そこで頑張って欲しいんですけど、なかなか起点ができずに、前半苦労したので、それよりも背後を狙って林を走らせようということで、林を入れました」 ――後半35分過ぎに松田選手を入れた狙いと、PKは元々試合前から松田選手が蹴るということになってたんでしょうか? 「まず松田の投入についてなんですけども、ここのところだいぶ調子を上げてきて、サブに入れて使うチャンスがあれば使おうということだったんですけれども、あそこの場面 でで松田のシュート力、それとポストプレーを期待して松田を入れました。大島と2トップを組むような形になったんですけども、あとはもう守ってカウンターと長いボールが多くなると思いましたので、そういった意図で投入しました。 それからPKについては、このチーム、誰が蹴るかはまったく決まっておりません。大島が蹴ることが多いんですけども、大島が松田に譲ったという形になったんじゃないかなと思います」 ――先ほど、水戸の前田監督の話では、水戸は攻撃的に行ったという話でしたけども、そういう印象は受けましたか? 「水戸の方が攻撃的な布陣で臨んだということですか? いや、そんなふうには見えませんでした。前節と同じ布陣だったので、割と同じ布陣で。中盤に永井俊太が新しく入ったので、ある程度ボールをキープできるチームに少しは変わってきているかなというふうに思いましたけれども、特別 に攻撃的な布陣を取ったというふうには思いませんでした」 ――前半、山形がよくなかったとおっしゃってましたけど、それは何か監督が考えられる要因はありますか? 「悪いというかですね、これまでのように、最初から全開で行ってカウンターでやられる場面 が結構あったので、どちらかというと、ここのところは守備を固めて、奪って速く攻めるというふうに考えてますので、相手もあることですので、悪くても失点しないようにだけはしようとは言ってます」 ――「大胆に行け」とハーフタイムでおっしゃってたようなので、それとはまた別 なんですか? 「『大胆に行け』というのは、ゴール前のシュートとか動きが小さかったので、その辺をもうちょっと大きくやって欲しいということで話をしました」 ――前半と後半では全然雰囲気が変わったと思うんですけど、後半に何が変わったんでしょうか? 「まず、相手のプレッシャーが落ちましたね。我々が良くなったと言うよりも、相手が少し中盤でスペースが出来始めたので、わりと自由に回せるようになったということ。それから林を入れたことによって、サイドで起点がつくれましたので、その間に中盤、サイドバックが押し上げる時間ができたので、その辺がよくなったんじゃないかと思います」 ――前半、互いに守り重視だったという話でしたけど、試合前にそういう話はあったんでしょうか? 「水戸さんは堅い守りをしてくるので、なかなか崩せないだろうなということは頭にありました。その上で、カウンター・アタックを受けて0−1という前半の折り返しだけは避けたかったので、失点せずに守りきる手堅いゲームになったのかなというふうに思います」 ――先ほどのコメントの中に「サッカーを楽しんでない。楽しんでサッカーをやろう」ということだったんですけども、監督の言う「楽しむサッカー」っていうのはどういうイメージなんでしょうか? 「これは非常に難しいんですけども(笑)、選手がボールを受けることを非常に怖がってたと思いますね。それは相手のプレッシャーもあるんですけども、ミスをしたくないっていうことで。サッカーの楽しさっていうのは、ボールをどんどん受けて、ボールを動かして攻撃的に行くところが楽しいところだと思いますので、その辺ができなかった。そういった話をしました」 ――次の横浜FC戦で第3クール終了ということで、ここまでの第3クールの総括と第4クールに向けての意気込みを聞かせてください。 「まだ来週、横浜とのゲームが残っているんですけども、内容はここまで悪くはないかなと思いますし、選手の意識も高いので、ここまでは順調にやってこれたかなとは思います。第4クールになると、これはもう最後のサバイバル・ゲームになってきますので、ちょっとしたこと勝敗が分かれると思いますので、その点を考えてながら選手にプレーさせていきたいと思います」 |
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