【写真】金村GM(左)と梅田選手(右)。
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盤石のFW陣確立へ、新しい刺激
浦和から梅田直哉選手が加入
9月9日、山形市の県スポーツ会館で、梅田直哉選手の入団会見が行なわれた。
185cm、85kgのがっちりとした体格にスーツを纏った梅田選手は「大混戦の2位
争いの中に自分が入って力を発揮して、山形の夢であるJ1昇格に向けていい刺激になれればと思っている」と決意を語った。
梅田選手は、今日9日の午後練習からチームに合流する。
日に焼けたやや丸い顔から、鋭い眼光が光る。
185cmの長身。「高さを活かしたポストプレーが武器」ということに加え、「スペースに流れて得点したり起点を作ったりもできる」と、流れの中でプレーできることをアピールポイントに挙げた。
エメルソン、田中達也、永井雄一郎…。そうそうたるフォワード・メンバーをそろえる浦和レッズに、今季初めから岡野雅行ら他のフォワード3人とともに入団。リーグ戦の出場はないものの、激しいポジシション争いでなんとかレギュラーをつかみ取ろうと努力した半年間だった。
「浦和にはたくさんフォワードはいますけど、僕のようにポストプレータイプの、起点になれる選手はいなかったので、そういう自分の特長を活かせれば試合に出るチャンスはあると思って半年間、励んでいた」
新天地でも激しいポジション争いが待ち受けている。
「試合に出るためには、激しいフォワードのレギュラー争いに加わって勝ち残り、早く試合に出て得点して、山形のために貢献したい」
大学(明治大学)では宮沢克行選手の2年後輩にあたる。また、Rush9月号の「クロストークA」に登場した阿江孝一選手、迫井深也選手と同じ広島出身で、「迫井選手とはユニバーシアード代表で一緒にプレーしたり、阿江選手には去年広島で食事したり、かわいがってもらっている」とのことで、チームへ溶け込むのにそれほど時間は必要なさそうだ。
「大混戦の2位争いの中に自分が入って力を発揮して、山形の大きな夢であるJ1昇格に向けていい刺激、いい力になれればと思っています。ぜひとも力を発揮して大きな夢に向かってみなさんと一緒に戦っていこうと思います」
彼がチームに与える刺激が強ければ強いほど、J1への道はまた一歩近づく。
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